「JCBは海外で使えない」
海外旅行や留学、出張を調べていると、そんな声を目にして不安になる人も多いのではないでしょうか。
確かに、VisaやMastercardと比べると、JCBは海外で使えない場面に遭遇することがあります。そのため「海外用のクレジットカードとしては不向き」と言われることも少なくありません。
しかし一方で、JCBは海外事務手数料が比較的安い、国やシーンによっては問題なく使えるといった事実があるのも確かです。
つまり重要なのは、「JCBは海外で使えるか/使えないか」を二択で考えることではなく、
- どの国に行くのか
- 海外でどれくらいカードを使うのか
- 1枚で完結させたいのか、併用するのか
といった使い方を前提に判断することです。
この記事では、
- JCBが海外で使えないと言われる理由
- 実際の普及率や使える国・使えないシーン
- 海外事務手数料などのコスト面を整理したうえで、「後悔しないクレジットカードの選び方」を解説します。
JCBを作るべきか迷っている人は、ぜひ「自分にとっての正解」を見つける材料にしてください。
JCBは本当に海外で使えないのか【結論】
結論から言うと、JCBは海外で「まったく使えない」クレジットカードではありません。
一方で、VisaやMastercardと比較すると、
- 加盟店数
- 対応国・地域
- 決済の前提環境
に差があり、使えない場面が発生しやすいブランドであることも事実です。
このため、海外利用におけるJCBの位置づけは、「使える国・場所では問題なく使えるが、1枚で海外をカバーするカードではない」と整理するのが実態に近いと言えます。
「JCBは海外で使えない」と言われやすい背景
JCBが「海外で使えない」と言われやすい理由の一つは、国際ブランドとしての世界シェアの違いにあります。
国際的なカードブランドの取扱シェアを見ると、
- Visa
- Mastercard
が世界的に大きな割合を占めており、JCBは日本・アジア圏を中心に展開しているブランドです。
出典:
Nilson Report
Global Network Card Brands – Purchase Volume & Market Share
JCBブランドサイト
海外では「Visa/Mastercard前提」の決済環境が多い
多くの国や地域では、クレジットカードの決済端末・加盟店契約が
- Visa
- Mastercard
を前提として導入されています。
JCBはそれらに追加対応しているブランドという扱いになることが多く、店舗によっては
- 決済端末がJCB非対応
- JCBの取扱契約自体がない
といった理由で利用できないケースがあります。
出典:
JCBカードは海外でも使える!旅行をおトクで便利に楽しむ方法を紹介
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
「使えた人」と「使えなかった人」で評価が割れやすい
JCBの海外利用は、
- 日本人観光客が多い国
- 空港・免税店・日系店舗
などでは問題なく使える一方、
- 欧米の個人経営店
- 地方都市
- 小規模店舗
では使えないケースも見られます。
この体験の差が、「JCBは海外で使えない」という印象を強めている要因です。
出典:
CORPORATE PROFILE
海外利用先・利用方法
海外利用で重要なのは「カード1枚完結」を狙わないこと
以上を踏まえると、JCBは海外で利用できる場面がある一方で、
- 使えない店舗に遭遇した際の代替手段が必要
- 1枚のみの所持はリスクが高い
という特徴があります。
そのため、海外ではJCB+Visa(またはMastercard)といったブランド分散が現実的な選択になります。
「JCBは海外で使えない」と言われる理由
JCBが「海外では使えない」と言われる背景には、単なるイメージではなく、国際ブランドとしての構造的な理由があります。
ここでは
- 世界的な普及率
- 地域ごとの強み・弱み
- 海外の決済環境
を、データと公式情報をもとに整理します。
世界的な普及率はVisa・Mastercardより低い
国際ブランド別のクレジットカード取引シェアを見ると、JCBはVisa・Mastercardと比べて世界シェアが小さいのが現状です。
一般的に公開されている調査では、
- Visa:世界最大シェア
- Mastercard:Visaに次ぐシェア
- JCB:数%規模
とされており、日本国内では圧倒的な存在感がある一方、
世界全体では限定的なシェアにとどまっています。
出典:
Nilson Report
Global Network Card Brands – Purchase Volume & Market Share
JCBブランドサイト
日本発ブランドゆえの「地域的な偏り」
JCBは日本で誕生した国際ブランドです。そのため、加盟店展開も以下のような傾向があります。
- 日本国内:非常に強い
- アジア圏(日本人渡航者が多い地域):比較的強い
- 欧米・中南米:弱い国が多い
これはJCB公式でも認められており、JCBは日本・アジアを中心に国際展開してきたブランドと説明されています。
出典:
JCBの海外戦略
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
欧米ではJCB非対応の店舗が多い
特に「使えない」と感じやすいのが、ヨーロッパや北米の一部地域です。
理由はシンプルで、
- 加盟店契約時に
- Visa
- Mastercard
のみを導入している店舗が多い
ためです。
欧米では「JCBを導入するメリット」が加盟店側にとって相対的に小さいケースもあり、結果としてJCB非対応店舗が残りやすい構造があります。
出典:
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
JCB加盟店規約
海外の決済端末はVisa/Mastercard前提で設計されている
海外では、クレジットカードの決済端末自体が
- Visa
- Mastercard
を前提に設計・契約されているケースが多く、JCBは「オプション対応」扱いになることがあります。
そのため、
- 店員がJCBを認識していない
- 端末にJCBロゴが表示されていない
といった理由で、使えるはずの店舗でも断られるケースが発生します。
個人経営店・地方店舗ほど使えない傾向が強い
JCBの利用可否は、店舗規模・立地にも左右されます。
- 大型チェーン
- 空港・免税店
- 国際的なホテル
では使える可能性が高い一方で、
- 個人経営の飲食店
- 地方都市の小規模店舗
ではJCB非対応であるケースも少なくありません。
この差が、「海外で使えたり、使えなかったりする」という評価の分かれやすさにつながっています。
出典:
地図からお店を探す|便利なサービス
JCBクレジットカードが使える店舗・ジャンルを一覧で解説
実際にJCBが「使えた」「使えなかった」シーン
JCBの海外利用については、「使える」「使えない」という評価が分かれやすいのが特徴です。
これはカードの不具合ではなく、国・場所・店舗タイプによって対応状況が大きく異なるためです。
ここでは、JCB公式情報と海外利用ガイドをもとに、実際に使えたケース/使えなかったケースを整理します。
JCBが使えたケース
以下のようなシーンでは、JCBが問題なく利用できる可能性が高いとされています。
日本人観光客が多い国・地域
- 韓国
- 台湾
- タイ
- ハワイ
- グアム
これらの地域では、日本人利用者を想定してJCBを導入している店舗が多く、クレジットカード決済時にJCBが受け付けられるケースが多く見られます。
出典:
海外でのカード利用上のご注意
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
空港・免税店・大型商業施設
- 国際空港内のショップ
- 免税店
- 大型ショッピングモール
といったインバウンド対応を前提とした施設では、JCBが利用できる可能性が比較的高い傾向があります。
特に空港内では、Visa/Mastercard/JCBをまとめて導入しているケースも多く、「海外で最初にJCBが使えた」という体験談が出やすいポイントです。
出典:
空港免税店割引サービス
JCBギフトカード ご利用可能店舗(抜粋)
日系ホテル・日系チェーン
- 日系ホテル
- 日本企業が展開する飲食チェーン
- 日本向けサービスを意識した店舗
では、JCBが導入されているケースが多く見られます。
これは、日本国内の決済インフラとの親和性を重視しているためです。
JCBが使えなかったケース
一方で、以下のような場面ではJCBが使えない可能性が高くなります。
欧米の個人経営レストラン・カフェ
ヨーロッパや北米では、
- 個人経営の飲食店
- 小規模カフェ
- 家族経営の店舗
などで、Visa/Mastercardのみ対応しているケースが少なくありません。
JCBは加盟店契約の対象外となっていることが多く、実際にカードを提示しても「JCBは使えない」と断られるケースがあります。
出典:
海外でのカード利用上のご注意
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
地方都市・観光地から外れたエリア
同じ国であっても、
- 首都・観光都市
- 地方都市
ではJCB対応状況に差が出ることがあります。
特に地方では、
- 決済端末が古い
- 加盟店契約を最小限にしている
といった理由から、JCB非対応となっているケースが見られます。
クレジットカードが「Visa/Mastercard限定」の店舗
海外では、店舗入口やレジ付近に
- Visa
- Mastercard
のみのロゴが掲示されていることも多く、この場合JCBは利用できません。
これはカードブランドの優劣ではなく、加盟店が対応ブランドを限定していることが理由です。
出典:クレジットカードの国際ブランドの特徴や種類とは|5大ブランドの違い
なぜ「使えた」「使えなかった」の差が大きいのか
JCBの海外利用における評価が割れやすい理由は、
- 使える場所では問題なく使える
- 使えない場所では代替が効かない
という両極端な体験になりやすい構造にあります。
そのため、
- 旅行先
- 行動範囲
- 利用店舗
によって「JCBは普通に使えた」という人と「全然使えなかった」という人が生まれます。
JCBの海外普及率はどれくらい?【データで確認】
「JCBは海外で使えない」と言われるかどうかは、感覚や体験談だけでなく、実際の普及率データを見ると整理しやすくなります。
ここでは
- 国際ブランド別の世界シェア
- JCBが強い国・弱い国
を、客観データから確認します。
国際ブランド別|世界シェアの比較
国際的な決済データ調査として広く参照されているNilson Reportによると、世界のカード決済ネットワークのシェアは以下のような構図です。
- Visa:世界最大シェア
- Mastercard:Visaに次ぐシェア
- JCB:日本・アジア中心で展開、世界全体では数%規模
このデータから分かる通り、JCBは世界標準のブランドではなく、地域特化型に近いブランドです。
出典:
Nilson Report
Global Network Card Brands – Purchase Volume & Market Share
JCBブランドサイト
JCBが強い国・地域
JCBの加盟店数・利用実績が比較的多いのは、以下のような地域です。
- 日本
- 韓国
- 台湾
- タイ
- シンガポール
- ハワイ
- グアム
これらの地域では、
- 日本人観光客が多い
- 日本企業・日系店舗が多い
といった背景から、JCBを導入するメリットが加盟店側にもあるとされています。
出典:
海外でのカード利用上のご注意
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
JCBが弱い国・地域
一方で、JCBの普及率が低く、使えない場面が出やすい地域も存在します。
- ヨーロッパ各国(特に個人経営店)
- 中南米
- 一部の中東・アフリカ地域
これらの地域では、Visa/Mastercardを中心に決済インフラが構築されており、JCBは加盟店契約の対象外となるケースが多く見られます。
出典:
海外でのカード利用上のご注意
加盟店のお客様 | JCB グローバルサイト
「国単位」より「店舗・行動範囲」で差が出る
ここで注意したいのは、「この国なら絶対使える/使えない」とは言い切れない点です。
同じ国であっても、
- 空港・都市部・観光地
- 地方都市・個人商店
では、JCB対応状況に大きな差があります。
つまり、普及率が低い=完全に使えない、普及率が高い=どこでも使えるという単純な話ではありません。
数字から見えてくるJCBの立ち位置
データを整理すると、JCBの立ち位置は以下の通りです。
- 世界全体では少数派
- 日本・アジア圏では実用性が高い
- 欧米中心の渡航では不安が残る
このため、JCBは「海外専用のメインカード」ではなく、「条件が合えば活躍するカード」と捉えるのが現実的です。
JCBは海外事務手数料が安い?【コスト面の特徴】
海外でクレジットカードを使う際、見落とされがちなのが海外事務手数料です。
「JCBは海外で使えない」と言われる一方で、コスト面ではJCBが有利になるケースがあることは、あまり知られていません。
海外事務手数料とは何か
海外事務手数料とは、海外でクレジットカード決済をした際に、為替レートとは別に上乗せされる手数料のことです。
多くのカード会社では、
- 利用金額 × 一定割合
という形で請求されます。
出典:
海外利用でのクレジットカードの手数料とは?計算方法やメリットを解説
海外でのお取り引きにおける基準レート
国際ブランド別|海外事務手数料の目安
一般的に公表されている情報を整理すると、国際ブランドごとの海外事務手数料は以下の水準です。
- JCB:約1.60%
- Visa:約2.20%
- Mastercard:約2.20%
※実際の料率はカード発行会社によって異なりますが、ブランドとしての基準値は上記が広く参照されています。
出典:
海外でのお取り引きにおける基準レート
外貨でのショッピングご利用代金を円貨へ換算するための事務処理手数料
海外でのカード利用上のご注意
利用額が大きいほど差が出る
海外事務手数料は「割合課金」のため、利用金額が大きいほど差が広がります。
例として、海外で10万円分決済した場合:
- JCB(1.60%):約1,600円
- Visa/Mastercard(2.20%):約2,200円
👉 差額:約600円
短期旅行では小さな差に見えても、
- 海外出張
- 留学
- 長期滞在
- 高額なホテル・航空券決済
では、積み重なると無視できない差になります。
なぜJCBは海外事務手数料が低めなのか
JCBは日本発の国際ブランドとして、日本人利用者の海外利用を想定した料金設計を行っているとされています。
公式には明確な理由は公表されていませんが、
- 日本人の海外旅行・出張利用が多い
- 為替変動リスクを抑えた設計
といった背景があると説明されています。
ただし「どのJCBカードでも同じ」ではない
注意点として、
海外事務手数料は「ブランド」だけでなく「発行会社」にも左右されます。
- JCBブランドでも
- カード会社独自に上乗せしているケース
- キャンペーンで軽減されているケース
があります。
そのため、実際に利用する際はカード発行会社の公式案内を必ず確認することが重要です。
出典:
海外でのお取り引きにおける基準レート
外貨でのショッピングご利用に伴う海外事務処理手数料改定のお知らせ
外貨でのショッピングご利用に伴う海外事務処理手数料改定のご案内
コスト面から見たJCBの評価(ノーリグ視点)
ここまでを整理すると、
- JCBは海外で使えない場面がある
- しかし、使えた場合のコストは比較的低い
- 特に利用額が大きい人ほどメリットが出やすい
という特徴があります。
つまりJCBは、「海外で万能なカード」ではないが、条件が合えばコスト面で優秀なカード」という立ち位置です。
海外の空港・サイト・オンライン決済でJCBは使える?
海外では、
- 店舗決済
- 交通機関
- オンライン予約・EC
など、「対面以外の決済」も多く発生します。ここでは、JCBが使える・使えない可能性をシーン別に整理します。
海外の空港でJCBは使える?
海外の空港では、JCBが使えるケースは比較的多いとされています。
- 空港内ショップ
- 免税店
- レストラン
- ラウンジ利用
など、国際ブランドを幅広く導入している施設が多いためです。
特に日本人利用者が多い空港では、Visa/Mastercardに加えてJCBも対応している例が見られます。
出典:
空港免税店割引サービス
会員向けに空港利用時のサービスを拡充
空港アクセス・交通機関での注意点
一方で、空港から市内への移動など、
- 鉄道
- バス
- タクシー
といった交通系決済では、JCBが使えないケースもあります。
海外の交通機関では、
- Visa/Mastercardのみ対応
- そもそもクレジットカード非対応
といったケースもあるため、JCBが使える前提で考えるのは危険です。
海外サイト・予約サイトでJCBは使える?
海外のオンライン決済では、JCB非対応のサイトが一定数存在します。
例:
- 海外ホテル予約サイト
- 航空券予約サイト
- 海外ECサイト
決済画面で、
- Visa
- Mastercard
- American Express
のみ表示され、JCBが選択できないケースも少なくありません。
ただし「日本向けサービス」では使えることも多い
一方で、
- 日本語対応の海外サイト
- 日本人向けに設計された予約サービス
では、JCBが使えるケースもあります。
これは、日本人ユーザーを想定した決済設計がされているためです。
オンライン決済でJCBを使う際の注意点
オンライン決済では、以下の点に注意が必要です。
- 決済画面でJCBロゴが表示されているか
- 「JCB対応」と明記されているか
- カード情報入力後にエラーが出ないか
特に海外サイトでは、最終確認画面まで進まないと対応ブランドが分からないケースもあります。
海外向けクレジットカードを選ぶときの判断軸【ノーリグ視点】
海外利用を前提にクレジットカードを選ぶ際、「JCBがいいか/悪いか」だけで判断すると、後悔しやすくなります。
ノーリグ的には、カードブランドを評価する前に“判断軸”を整理することが重要です。
判断軸①:国際ブランドは1種類に絞らない
海外では、どの国・どの店舗でも確実に使える国際ブランドは存在しません。
そのため、
- メインカード1枚
- サブカード1枚
というブランド分散が、最も現実的な選択です。
一般的には、
- Visa または Mastercard:
→ 加盟店数・対応国の広さ - JCB:
→ 手数料・日本人向け特典
という役割分担が考えられます。
出典:
JCBカードは海外でも使える!旅行をおトクで便利に楽しむ方法を紹介
海外でのクレジットカードの使い方とは?注意点や知っておきたいポイントも解説
海外渡航時のご注意事項
判断軸②:海外事務手数料・年会費のバランス
海外でのクレジットカード利用では、
- 海外事務手数料
- 年会費
のバランスも重要です。
- 手数料が低くても年会費が高い
- 年会費無料でも手数料が高い
といったケースがあるため、「海外でどれくらい使うか」を基準に考える必要があります。
出典:
海外でのカード利用上のご注意
カードサービス手数料 | セゾンカードご利用ガイド
年会費改定とサービス追加のご案内
年会費について|クレジットカードの三井住友VISAカード
判断軸③:海外旅行保険の付帯条件
海外利用では、クレジットカード付帯の海外旅行保険も重要な判断材料です。
確認すべきポイントは、
- 自動付帯か、利用付帯か
- 補償内容(治療費・携行品損害など)
- 補償金額
JCBカードの中には、自動付帯の海外旅行保険を備えたものもあります。
出典:クレジットカード付帯の海外旅行保険とは。補償内容・適用条件・使い方を解説
判断軸④:紛失・盗難時のサポート体制
海外では、
- カードの紛失
- 盗難
- 不正利用
といったトラブルも想定しておく必要があります。
チェックしたいのは、
- 日本語でのサポート可否
- 24時間対応かどうか
- 緊急時の再発行・キャッシング対応
JCBは、日本語対応サポートが整っている点を
強みとして挙げています。
判断軸⑤:「海外専用」か「国内メイン+海外サブ」か
最後に重要なのが、
カードの使い方そのものです。
- 海外利用がメイン
- 国内利用がメインで、海外は年に数回
どちらかによって、最適なカード構成は変わります。
JCBは、
- 国内利用
- 日本人向けサービス
- 海外事務手数料
に強みがあるため、「国内メイン+海外サブ」用途との相性が良いカードです。
JCBを選んでも後悔しにくい人・後悔しやすい人
ここまで見てきた通り、JCBは「海外で使えないカード」ではありませんが、誰にとっても最適なカードというわけでもありません。
この章では、どんな人ならJCBを選んでも後悔しにくいか/後悔しやすいかを整理します。
JCBを選んでも後悔しにくい人
以下に当てはまる人は、JCBを持っていても大きな不満が出にくいと考えられます。
日本・アジア圏への渡航が中心の人
- 韓国
- 台湾
- タイ
- ハワイ・グアム
など、日本人渡航者が多い地域では、JCB加盟店が比較的整っています。
これらの地域では、
- 空港
- 免税店
- 観光客向け施設
を中心に、JCBが使える場面が多く見られます。
出典:海外利用先・利用方法
海外利用額が多い人(手数料を重視したい人)
海外事務手数料は、利用金額が大きくなるほど影響が出ます。
- 海外出張
- 長期滞在
- 高額なホテル・航空券決済
が多い人にとっては、JCBの低めな海外事務手数料がメリットになる可能性があります。
出典:海外旅行でクレジットカードを使うメリットと注意点、手数料の計算方法
国内利用がメインで、海外はサブ的な位置づけの人
JCBは、
- 国内加盟店の多さ
- 日本人向け特典
- サポート体制
に強みがあります。
そのため、「国内メイン+海外は年に数回」という使い方であれば、JCBを持っていて後悔する可能性は低いと言えます。
JCBを選ぶと後悔しやすい人
一方で、以下に当てはまる人は注意が必要です。
ヨーロッパ・欧米中心に渡航する人
ヨーロッパや北米では、
- Visa/Mastercard前提の決済環境
- JCB非対応の個人店
が多く、JCBだけでは不便を感じる可能性があります。
出典:クレジットカードが使えない理由とは?利用停止の確認方法と解決法を解説
クレジットカードを1枚しか持ちたくない人
海外では、
- 使える店
- 使えない店
の差が避けられないため、カード1枚主義はリスクが高いと言えます。
特にJCBは、使えない場面に遭遇した際の代替が効きにくいため、1枚完結を求める人には向きません。
加盟店数の多さを最優先したい人
「どこでも確実に使えること」を最重視する場合、VisaやMastercardの方が安心感は高くなります。
JCBは、利便性よりもコストや特典を重視する人向けのブランドと捉える方が後悔しにくいでしょう。
海外利用を前提にしたおすすめカードの考え方【ノーリグまとめ】
ここまで、
- JCBが海外で使えないと言われる理由
- 実際の利用シーン
- 普及率データ
- 海外事務手数料
- 向き・不向き
を整理してきました。
この章では、それらを踏まえて「結局どう選べば後悔しないのか」をまとめます。
「海外で使えるか」だけでカードを選ぶと後悔しやすい
クレジットカード選びでありがちなのが、「海外で使えないと困るから、とにかく使えるカードを1枚」という発想です。
しかし実際には、
- どのブランドでも使えない店は存在する
- 海外では決済環境の差が大きい
- 1枚完結を狙うほどリスクが高くなる
という現実があります。
出典:
海外でのカード利用上のご注意
お客様サポート|クレジットカードなら
カスタマーサポート | クレジットカードはセゾンカード
Mastercardへのお問い合わせ(よくあるご質問・FAQ)
ノーリグ的な結論①:ブランドは「役割分担」で考える
海外利用を前提にするなら、国際ブランドは役割分担で考えるのが後悔しにくい選択です。
例:
- Visa/Mastercard
→ 加盟店数が多く、海外の“ベース” - JCB
→ 手数料・日本人向け特典・国内利用の快適さ
この組み合わせなら、
- 「使えない」リスクを分散
- コスト面のメリットも確保
というバランスが取りやすくなります。
出典:クレジットカードは何枚がベスト?2枚以上持つメリットと選び方
ノーリグ的な結論②:JCBは「海外サブカード」として優秀
JCBは、
- 世界的な加盟店数では不利
- ただし海外事務手数料は低め
- 日本人向けサポートが充実
という特徴があります。
そのため、
JCBは海外専用メインカードではなく、条件が合えばコスト面で活躍する“サブカード”
と捉えるのが、最も後悔しにくい使い方です。
出典:
海外旅行でクレジットカードを使うメリットと注意点、手数料の計算方法
JCBプラザコールセンター(海外)
ノーリグ的な結論③:「自分の使い方」を基準に選ぶ
最終的には、カードの良し悪しではなく、
- 渡航先
- 滞在期間
- 海外での利用額
- 国内利用の頻度
といった自分の使い方を基準に選ぶことが重要です。
- 欧州中心・1枚主義 → JCBは不向き
- アジア中心・手数料重視 → JCBは選択肢になる
- 国内メイン・海外サブ → JCBは相性が良い
出典:
JCBカード ご利用ガイド|クレジットカードなら
カードを使う|クレジットカードなら
まとめ|JCBは海外で使えない?への最終回答
最後に、この記事の結論を整理します。
- JCBは海外で「使えないカード」ではない
- ただし、使える国・場所には偏りがある
- 普及率だけ見て切り捨てるのは早い
- 手数料・使い方次第では合理的な選択になる
「海外で使えるか」ではなく「どう使えば後悔しないか」
これが、ノーリグとしての答えです。
